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他人の血

ジョディ・フォスターのイメージ。
硬質、頑固、頑な、透明、知的、安定感。。

他人の血』はその固定観念を変える作品でした。

ここでのジョディ・フォスターは情熱的に一人の男性を愛する女性の役です。
自分本位で勝気で、攻撃的な色気をもつ女性。
持ち前のどこか余裕のある演技の雰囲気も感じない。
全ての神経を相手の男性に向けているかのような直向さ。
ジョディ・フォスターが女優として一線を画している所以が分かった気がしました。

ちなみに、ジョディ・フォスター演じる女性に一目惚れして身を滅ぼしてしまう男性として、
サム・ニールも出てました。
・・・ねちっこかったです。インパクト大。そりゃジョディも振り向いてくれないよ。

人を好きになると見返りを求めてしまいがちだけど、
それは本人のためにも相手の為にもならないんですよね。
両思いの場合はそれが嬉しかったりもするけど。男女の関係は難しいです。
自分本位にならず相手の事を思いやれる愛し方ができるといいなと思いました。

次は「アリスの恋」あたりを観てみたいなと思います。
by chaque_jour_bravo | 2005-01-16 23:12 | 映画三昧
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